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徒然なるままに。

医学部か、生命系の他学部かで迷っている人へ①

どうも大学の期末試験でほとんど更新できてませんでした、にーさんです。

 

センター試験も終わり、高校二年生のみなさんは『もう受験生だ。。。』と少しずつ焦りと意識の高まりとを感じている頃でしょうか。

 

さて今日は、僕の体験談をもとに、医学部と生命系の他学部(理、農、薬学部など)とで進路を迷っている高校生の参考になればなと思って書きます。

 

そもそも理系を目指したワケ

僕の出身校は理系の中高一貫校で、学年の8割が理系というちょっと変わった学校でした。

僕自身は小学校の頃からずっと検事になるのが夢だった文系志望で、数学は大の苦手、物理に至ってはちんぷんかんだったのですが、生物と化学は結構好きでした。

中学二年の学年末試験前に、担任の先生(物理教師)から励ましの声を掛けられ一念発起したところ、物理の学年末試験でクラス内唯一の満点を取ることができ、『理系も意外と楽しいかも?』と思ったのがきっかけで理系という進路を考え始めました。(数学は相変わらずダメだったのはヒミツ

 

中学三年:そして医学部志望へ

中学三年生だった当時、『コードブルー』というドラマが放送されていて、大学病院での救急救命ドクターヘリを通じて研修医が成長していく姿を描いたドラマなのですが、『今にも消えそうな命を繋ぎとめ、生きる方向へ戻す』という命と向き合う姿に感銘を受け、過酷な仕事だけど救命医っていいな、と思うようになりました。

 

さらに当時付き合っていた彼女のご両親が開業医だったので、真面目というか頭の固かった僕は「医学部に行けばこのままずっと彼女といることをご両親に認めてもらえるのではないか」なんて思ってもいました。

 

加えて、相変わらず数学は得意ではありませんでしたが、クラスの上位三割に入る成績を取れていたし、努力の甲斐もあって総合成績ではクラストップ1,2位を常に争っており、偏差値の高い医学部に惹かれたというのもありました。

 

他の理由としては、「医師の社会的地位の高さ、給与」「物理も嫌いではなかったが生物、特に動物の仕組みが大好きだった」ことも医学部を目指すきっかけになりました。

 

高校二年・夏:にーさん、悩む

医師という仕事には、「患者さん、つまり他人のために自分のプライベートや体力を顧みずに尽くす」という精神が必要だし、自分にはそれがあると思っていたのですが、次第に「人のために身を粉にできるかというと、そうでもないな。。。」ということに気づいていました。

 

しかしクラスメートは自分が医学部志望であると知っていたし、それは自分の中でもどこかプライドのようになってしまっていて、変える勇気がありませんでした。

 

さらに親戚の皆さん(特に60歳より上の人)は「お医者様になるんですって?すごいわねえ、頑張ってね、期待してるわね♪」とかなりの期待を僕に掛けてくれていて、国立ではなく私立医大に進学した際の学費まで親戚達で用意しようと準備してくれていました。

そこで迷っていると打ち明ける勇気も僕にはありませんでした。

 

高校二年・冬:学校帰り、東大に通い始める

実は高校一年の夏に東京大学オープンキャンパスに来ており、そのアカデミックなキャンパスの雰囲気に惚れ惚れしてました。

 

教授や、研究室の学生が研究内容について話してくれたのですが、どれも興味深くて面白く、特に医学や生物学、薬学系の研究は聞いていてゾクゾクしてしまうほどでした。

 

その時はただの教養として面白いな、と思ったのですが、後々考えると研究もかなり楽しそうだな、と思うようになりました。

 

「患者さんと向き合って、身を粉にすることがそんなに好きではない」と気づき始め、「研究で何かを発見したり作り出したりするの、純粋に楽しそう」と思っていた僕は、週に1回ほど、学校の帰りに東大の本郷キャンパスに赴くようになりました。

 

高校三年・春:医学部志望に決める

「医師になる勇気はないけど、医学部に入っても生物の研究はできる。研究医になろう!」そう思って、若干の迷いもありましたが、周囲の期待や自分のプライドを壊す勇気もなく、医学部を目指すことに決めました。

 

塾では週5コマの授業を取り、かなり多忙な生活が続きました。

 

 

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