こんなにApple製品を買わないのはいつぶりだろう
日本時間9月13日、2018年のAppleの新製品発表会が開催された。
今年のiPhoneはIPhone Xs, Xs Max, XRの3機種らしい。
昨年のiPhone 8, Xも見送ったが、今年も見送ることになりそうだ。
初めてApple製品を買ったのは、2008年のことだった。
中学受験の合格祝いに、iPod nanoの第3世代を買ってもらった。
指を滑らせて動かす、クリックホイールがついているモデルだ。
当時のiPodにはカメラすらついていなくて、画面は小さかったけれど、とても軽くて小さかった。
それをきっかけに、Apple製品に興味を持ち、毎年9月の新製品発表会は欠かさずに見ていた。
中学生だったこともあり英語は聞き取れなかったけれど、ワクワクしながら何が発表されるのか楽しみにしていた。
デザインがかっこよくて、iPod Shuffleを買ったこともあった。
Apple製品に一番目を輝かせたのは、2010年のことだ。
当時発売された、iPod touchの第4世代。
カメラを搭載し、iOSのアプリも動かすことができる。
4万円という、お年玉で買える金額のそのデバイスは、まるで魔法の一台だった。
発表と同時に予約して、発売日には学校が終わってから家電量販店まで自転車を飛ばしたのはいい思い出だ。
それからすぐ後、iPod nanoの5世代を購入した。
クリックホイールを搭載した最後のモデルだったのと、真っ青なカラーがとても気に入った。けれど、結局iPod touchばかり使ってしまい、ほとんど出番はなかった。
しばらくして2012年、iPod touchの第5世代が発売された。
iPhone 5とほぼ同じ性能、5色のバリエーションがあり、CPUの性能は向上し、しかも画面サイズは大きくなった。
この頃のデバイスは、1年毎の性能アップが大きかった。
やや性能不足気味だったiPod touchも第4世代から第5世代に買い換えたことで、ゲームの処理も、ネットブラウジングも、何もかもが快適になった。
この頃、Androidのスマートフォンを持つようになったが、やはりiPod touchは使いやすく、スマートフォンと一緒にいつも持ち歩いていた。
少し空いて、2016年の3月には、憧れだったiPad ProをApple Pencilと一緒に購入した。
大学の授業プリントを見たり、Apple Pencilでノートを取ったりしていた。
さらに2016年の夏、ようやくiPhone 6sを購入した。
最新のiPhoneはカメラも動作もデザインも素晴らしくて、3D touchなんていう画期的な機能までついていた。
そしてその年の9月に発売されたiPhone 7は、耐水機能に加えカメラもアップデート、
しかもSuicaまで搭載された。
傷つきやすいことで話題になったジェットブラックというカラーもとてもクールで、半年も使っていないiPhone 6sを手放して、iPhone 7を購入した。
正直なところ...満足してしまっている。
2017年に発表されたiPhone 8も、iPhone Xも、CPUの性能は驚くほど向上した。
でも、ガラスのデザインよりiPhone 7のジェットブラックの方が好きだ。
それに、接触充電も便利だとは思うけど特に必要としていない。
何より、負荷の大きいゲームもしないし、iPhone 7のCPUで満足してしまっている。
つい先日発表されたiPhone Xs、そしてiPhone XRも、特に必要ないと感じた。
正直、今年こそはiPhoneを買い換えようと期待していた自分にとっては、拍子抜けだった。
iPhone Xs Maxは大きすぎるから自分にとっては論外として、iPhone Xsも購入しようとは思えなかった。
まず価格が高すぎるし、そこまでのお金を費やしてまで高性能なカメラやCPU、ディスプレイを必要としてもいなかった。
一番購入するか悩んだiPhone XRも、正直なところがっかりだった。
『画面が大きくて、セルフィーが綺麗に撮れて、しかも上位機種とCPUの性能が同じ』という、アジア圏で特に利用者の多いAndroidスマートフォンの特徴をまさに取り入れたような機種で、販売戦略的にはとても正しいと思う。
けれど、ホームボタンなしとはいえ6.1インチの大画面化によりiPhone 7や8よりもサイズは大きくなっているし、重量はPlusシリーズに近い値になっている。
さらに、3D touchまでも省いてしまった。
現在のiPhone 7の性能で十分な上に、望まない大画面化と重量化、そして高価格化を遂げてしまったiPhone。
今の機種が使えなくなるまで、購入し直すことはないだろう。
買い換えるときにも、もしかしたらiPhone 8や7を購入するかもしれない。
昔のような、心がときめいてワクワクするような、高額でも買わずには言われないような商品が待ち遠しい。
そんな商品を、心待ちにしている。
院試を終えて
大学院入試(院試)も無事に結果が出て、やっと一段落した。
自分の場合は所属している大学の大学院ではなく、他大の院を受験した。
院試の体験談やその経緯については改めて書きたいと思う。
受験した北海道大学大学院と、東京大学大学院からは合格を頂けた。
院試は大学入試に比べると簡単だと言われることもあるが、やはりそれでも試験に落ちる人はいるわけで、きちんと自分のしてきた努力が報われたというのは素直に嬉しい。
生まれてから今まで関東で育ち、実家を離れたことのない自分にとって、北海道大学大学院の受験は大きな決断だった。
友人や家族、そして長年の付き合いの恋人とも離れることになる。
それでも、新しい環境に身を置くことで成長したいと思った。
学生というのは、自分の学びたいことを学べる最後の時期だと思う。
だからこそ、北海道という新天地で、自立と共にやりたいことに没頭したい。
自分は修士で卒業するつもりなので大した研究成果はあげられないかもしれないが、それでも一度しかない人生、後悔の無いように全力で取り組もうと決めた。
それでもいざ合格をもらったとなると、正直迷う部分はある。
いわゆるネーミングとしては東京大大学院の方がいいとか、東京大大学院なら親しい人や恋人と離れずに済むとか、色々なことを考えたくなる。
女々しいかもしれないが、恋人と離れることは自分の中で意外と大きなことだ。
遠距離になると冷めるのではないかとか、心変わりされる不安も正直ある。
ただ、それも案じたところで仕方のないことだと気付いた。
結局、相手のことを信じる以外に方法はないし、信じようと決めた。
それにこの先、単身赴任などで長い時間会えなくなることは確実にあるだろうし、今回はそれを乗り越えるいい練習になると思うことにした。
さらに、彼女と離れてまで大学院に来ているのだから、それに恥じないように全力で努力するというモチベーションにしたいとも思った。
2年後、さらに成長して輝いた自分を見せられるように。
自分の決意として、ここに記しておく。
徒然なるままに
いつの間にか書かなくなって久しいブログだったが、気づけば最後の記事から2年以上経っていた。
以前このブログを書いていた際には、"自分の思いを書きたい"という思いの一方で、"読者に好まれる、喜ばれる内容を書かなくてはならない"という義務感のようなものもあった。
その2つの思いの狭間で書くのがしんどく、ブログから離れていたという本音もある。
でも、よくよく考えてみればこれは僕のブログだし、必ずしも読者がみんな喜ぶ情報である必要はない。
だから、徒然なるままに書こうと決めた。
もしその中で、読者の方が何かを得たり、喜んでもらえたりするようなことがあれば、嬉しい。
Air Jacket™ kiriko for iPhone6/6s レビュー。
続・恋愛は勉強の邪魔なのか
どうも、にーさんです。
実は上の記事にそこそこアクセスがありまして。
まあ高校二年生のみなさんは「そろそろ受験生だ」と思い始めるころで、割と真剣に悩むのかなと。
なので、今付き合っていて、どうしても別れたくない人の参考になればと思い続編を書くことにしました。
※もちろん恋愛したまま受験生として過ごす可能性は模索しますが、ただあくまでも僕の基本スタンスは「受験中は恋愛しないほうが楽」ということなのであしからず。
状況別に分けてみる
同級生同士
これが一番多いんじゃないでしょうか。
まあお互い受験生という点で身分が一緒なので、価値観の違いで関係が崩れることは少ないでしょう。
ただ、経験上、男性より女性のほうが現実的な気がします。
女性に恐らく「会うのを控えよう」とか、「忙しい」とか言われることもあるでしょう。
男性諸君はへこむのかなと思いますが、へこんでる暇はありません。
へこんでる暇あったら机に向かう、手を動かす!
大学生になったら思う存分デートすればいいじゃない。
自分だけ浪人なんてなったらそれこそ彼女と身分も変わって価値観も合わなくなって離れることになるよ!
それに、ちょっと考えてみて。
相手が「受験」って明確な理由があるのわかってるのに、デート断られたり、素っ気ないからってへこんで悩んでる男って、女性から見たら正直かっこ悪い。
今だけの辛抱だから、その悩んでる時間をひたすら勉強に費やして、志望校にすぱっと合格しようよ!
男女ともなんだけど、登校と下校だけは一緒にして、それ以外は放課後あったり連絡したりしないっていうのはどうだろう?
簡単に聞こえて実は大変だけど、これに慣れて実行できれば付き合ったまま受験生として勉強できるかもしれない。
実際、僕の友人カップルはこれを実践して、男子は上位私立医学部、女子は早慶の文学部に合格して、今でも付き合ってるみたいです。
相手が受験生より年下
うーん、この場合、自分が頻繁に会いたがらなければ問題ないんじゃないかな?
もちろん受験生になる前にちゃんと話し合いは必要だけど、年下なら相手もちゃんとわかって待ってくれそう。
会いたくなる気持ちはわかりますが、中途半端に会うよりも、「一年待てばまた会える、それまでは会わない」とわかりやすく決めたほうが相手も待ちやすいんじゃないでしょうか。
だから、会うのは我慢して、校内ですれ違ったら少し話す程度にして、翌年の春に笑って再会できることを目標に勉強に励みましょう。
相手が受験生より年上
この場合も、そんなに問題ないんじゃないですかね?
ちゃんと話し合い、特に自分が真剣に受験勉強したいこと、目標に向かってることを説明したほうがいいとは思いますが、年上であれば受験も経験済みだと思うので、ある程度配慮もしてくれるでしょう。
応援のメールくらいくれるかも。
ただ、向こうから会おうと言われてもきちんと断ることが必要です。
特に相手が男性の場合は特に。
相手が大学生の場合、浮気されるんじゃないかと不安になるかもしれませんが、実際結構忙しいので、あんまりその心配もないと思います。
それに大学生はサークルやら実験やらレポートやらで多忙なので、受験生の恋愛相手に毎日恋慕する余裕もなく、擦れ違いではなく程よい距離感が自然とできるのではないかと思います。(相手が自分のことを思ってくれるのは嬉しいけど、いつまでもドキドキ、相手のことで頭がいっぱいの状態がベストではないし長続きしない)
実はですね、今、僕、ここに当てはまります。
彼女は今高校三年生、もうすぐ卒業です。
去年の三月から今日まで、一切彼女と会ってないし、メールも2通しかやり取りしてません。
一般的には自然消滅、とか、付き合ってない、とか言われるのかもしれません。
実は自分の入試で忙しかったので、会わなくなる前にきちんと話し合いもできてませんでした。
でも、ちょっと照れるのですが。。。。
「彼女のことだからきっと頑張っているんだろうな、連絡しなくても会わなくてももうわかってるんだろうな。だから、彼女を応援して、今は自分の課題に専念して、彼女を待っていよう。それに離れたことで自分の彼女を好きな気持ちを再認識して、以前の自分の未熟さにも気づけた。未熟さについては直して、会った時には謝って、それから彼女に好きだと伝えたいな。」
と前向きにとらえることができています。
まあ四月あたりはさびしいと思うことも何度かありましたけど、実際自分も忙しくてそんなに彼女のことばかりで悩んでいる余裕もなく、という感じで。
いい意味で距離を置くことができ、冷静に自分を見つめなおせたと思います。
時折不安になることがないでもないですが、半年の間でたった1通のあっさりしたメールだけで、彼女を心から信じることができます。(まあこれは今年で出会ってから6年、付き合って4年になるからかもしれませんが。。。)
まとめ
前回の記事「恋愛は受験の邪魔なのか - にーさんの徒然草」で、僕は「受験生にとって恋愛は障壁であり、別れた方がいい」と言いました。
ただ僕は、付き合うことを闇雲に否定しているわけではありません。
「付き合う」、つまりお互いを思いあっていると、どうしても連絡したくなったり、一緒に時間を過ごしたくなります。これはどうしても仕方ないこと。
でも、受験には、しばしそれを我慢する力が必要になります。それは17,18才の人には正直なかなか難しいこと。
だから、いっそのこと別れてしまったほうが楽なんじゃないか、ということです。
「付き合う」、いや、敢えて言い方を変えれば「想い合う」、つまりお互いの相手を想う気持ちを理解し、その上デートや頻繁な連絡をすることなく、それぞれの目標に向かって努力する。
それができれば、受験の邪魔どころか恋愛は支えにさえ成り得るでしょう。
簡単なことじゃありません。極端な話、僕のように一年間の間たったメール2通で相手を心から信じて一切合わず電話もしないくらいの覚悟でないと厳しいでしょう。
「恋愛は受験の邪魔なのか - にーさんの徒然草」を読んでそれでも「なんだこの記事、私たちは乗り越えてやる!!!」と思った方々、この記事を参考に、「想い合う」を実践して乗り切ってみてください。
意気込みなどあれば、コメントしてくれると嬉しいです!
生命系志望の高校生の学部選び
↑上の記事のアクセスが結構あったので、需要はそこそこあるんだな、ということで関連で記事を書いてみました。
あくまでも僕の独断と偏見なので、参考程度にしてもらえればと思います。
生物大好きで化学、物理は嫌いという高校生にまず言っておくと、理系の学部に行った以上、化学と物理には必ずどこかで関わることになるので、そこは注意。
薬学部
医療系学部として医学部、歯学部、看護学部と並べられるけど、教授曰く、
「この薬品、なんで効くの?どういうメカニズムで聞いてるの?患者に合わなかったり副作用が出るとしたら、化学物質(構造式で)のどこが原因なわけ?」
という質問に対して、きちんと答えられるのが薬学部で、答えられる人が少ないのが医、歯、看護学部なんだそう。
医歯看護と薬の関係は、工学部と理学部の関係に近いのかも。
「理由は置いておいてとりあえず使おう」という立場と、「なんでそういう現象が起きるのか」という立場と。
製薬学科・創薬学科・薬科学科など(4年制)
僕の所属はここ。
薬を作ったり、改良したりするのがメインの目的。でも病気の発生メカニズムの研究とかもしてるので、全てが化学だけではない。
学部時代には、生物、物理、化学と幅広く学ぶ。
ただ大きく分けると生物系と化学系があって、
生物系は体のメカニズムを解剖や実験などによって探求したり、がんとかアルツハイマーの発生機序を研究しながらそれに対する新薬の開発をしたり、という感じ。こちらはイメージ的には高校の生物に近い。
化学系は主に有機合成が中心。白衣を着て、化学物質と毎日にらめっこするというのはこっち。でも新しい薬(要は化学物質)を生み出すというのは確かに面白いと思うし、厳しいという一面もあるんだけど薬学部が一番求められてる分野、部分かもしれない。イメージ的には高校の有機化学かな?
他にも物理化学や分析化学を研究する人もいて、物理化学は薬物の形状(粉、カプセル、錠剤)によって薬がどのように体内で作用するのかといったことを調べていて、分析化学はアバウトで簡単なイメージでいうと食品検査や衛生検査(つまり、そこに何が、どのくらい、入っているのかを調べる)。
ちなみに漢方学とか微生物学なんかも研究されている。
薬学科(6年制)
主には薬剤師を養成する学科。
大学にもよるけど、どうしても臨床の面が強いので、生命系の研究をするとなると難しいかも。
国立大や一部私立大であれば、病院実習もありながらハードではあるけど研究も可能かもしれない。
ただ、薬学部が4年制と6年制に別れてから、本格的な大学院の研究室では4年制の学生しか受け入れない、ということもあるので、ここは当然だけど薬剤師になりたい人が行くべきだと思う。
農学部
有機化学云々というよりは、バイオ、生物工学といったものが強い気がする。
遺伝子組み換え、とかはドンピシャの分野。
獣医学であったり、樹の健康を学ぶ分野もあるそうなので、結構幅広いかも。
ただ友人の話を聞くと、驚くことに都市工学?も農学の範囲だそうで。
例えばビオトープとか緑地の配置とか。
代表的なものを言うと、地理選択者はわかると思いますが、ロンドンのグリーンベルト(大ロンドン計画と呼ばれ、ロンドン中心部の人口過密を解消するために、郊外への移転を図った)も農学の範囲なんだそう。
てっきりそういうのは工学系の範疇だと思ってたので、個人的にかなり驚きました。(生命系とはあんまり関係ないけど・・・)
ただし農学部はどうしても数が少ない(私立上位だと関東でも明治とか東京農業くらい?)ので、メジャーな選択肢として入りづらいのかもしれないけど、国立だと結構面白そうな研究をしているので、バイオ系をイメージしてる人は詳しく調べてみるといいかも。
関東の国立だと東大の農とか千葉大の園芸なんかが入るのかな。
理工学部・工学部
応用生物・生物理工・バイオ学科
これはもう完全にバイオ、という感じだと思う。
友人の話によるとラットの解剖なんかもあるそうなので、バイオや遺伝子組み換えなんかに興味がある人は農学部同様検討してみるといいかも。
微生物を利用した新素材の開発なんてことをしてる研究室もあるみたいで、思った以上にバイオでできることって幅広いのかもしれない。
関東の国立だと東工大生命理工なんかが該当するのかな?
理学部
生物・生物化学学科
いのちってなに?いきものってなに?どんな仕組みになってるの?
キーフレーズとしてはこんな感じでしょうか。
理学部生物学科(以下、理生と呼びます)は今まで紹介してきた学部よりもずっとずっと、生物そのものの探求に焦点を当てる学科です。
ただ友人の話によると、皮膚や組織の仕組みというのが医学や薬学の主に分野であるのに対し、どちらかというとDNA、細胞間シグナル伝達や発生の仕組みなど、高校生物で扱った分野をかなり掘り下げるようなイメージがあります。
生物学科は実際に海や山に行って生物についても学び、生物化学学科は研究室でミクロな視点で研究しているという印象が強いです。
何より理学部に特徴的なのは、「何かを作ろう」ではなく「どうなってるんだろう」という部分に主眼を置くという点です。
なので理学を軽く見る傾向にある日本では工学部より就職が悪いとか言われますが、大事な学問ですし。どちらかというとものづくりするより研究員や教員になる方が向いている人が多いような気がしないでもないです。
若干話はそれますが、理学はかなり大事な学問です。
日本では明治維新で殖産興業が掲げられたために、「なんで?」という原理よりも「ものを作ったり、動かす」という技術面がどうしても重視されてしまったために、理学は
軽く見られる傾向にあります。
確かに日本人は他国の方に比べて手先が器用なんていう風潮もありますし、実際日本企業の技術力は高いものがあるので適材適所だと言えるかもしれませんが、科学を扱う以上、理学を軽視するわけにはいかないのです。
いまいち実感がわかないかもしれませんが、理学を軽視した成れの果てが、東日本大震災での原発問題でしょう。
原子力発電システムがどのように動いているのか、そもそも原理はなんなのか、という理学の部分を軽視して、「まあ安全ぽいし使えてるしとりあえずいいじゃん」でそのまま進めてしまったからこそ、あのような事故が起きてしまいました。
今はうまくいっていても、理論がわかっていなければ非常時に必ずイタい目を見る。
だからこそ、理学は工学と同様に重要な学問です。
理学部を志望に挙げると「就職は?」なんて言葉を浴びせられるかもしれませんが、原理を、「なんで?」を本当に追求したいと思うのであれば、ぜひ勇気を持って理学部に進んでほしいと思います。本当に好きなことを探求して極めれば、求めてくれる人は必ずいるはずです。
医学部
この記事を読んでいる方は、生命系勉強したいけど医者になって臨床行きたいわけじゃないんだよな、という人だと想定しています。
医学部に行くと、どうしても臨床がメインになります。医学系の研究をしたくて医学部に行きたいと思った場合は、実際問題、東大京大阪大に進学しないと厳しいのではないかと思います。
ただ友人に聞いた所、九州大学には医学部生命科学科という学科があるそうで、詳しいことは聞けなかったのですが、医学研究科の研究に近いことを勉強しているんだそう。
なので、少し詳しく調べてみるといいと思います。
歯学部
歯学部はほとんど歯科医になる人ばかりで、研究者というのはあまり聞いたことがないような気がします。
研究と言っても、顎部や、歯のエナメル質についての研究が主で、どうしても臨床の手法や、臨床に近い分野の研究になってしまいがちなので、あまり生命科学の研究としては向かない気がします。
看護学部
看護学部で研究というと、どうしても患者さんのQOL(Quality Of Life)を向上させるにはどうしたらいいのか、といった内容が多く、生命科学とは若干異なる気がします。
最後に
ここまで書いておいて言うのもアレなんですが、特にリケジョの方、本当に生命科学研究したいですか?
近年はiPS細胞やらSTAP細胞やらで生命科学のイメージが急上昇していてそれはいいんですが、生命科学系の研究は人材が溢れていて、生活に困る人が多くいる、実情厳しい世界であるというのもまた事実です。
テレビでやっているような簡単な世界ではありません。
そして近年、リケジョ、リケジョと言ってなんだかちょっと気味悪いくらい理系の女性がもてはやされてます。
確かに理系は今までどうしても男子が多かったですし、女性も理系に進出しよう、という流れはもっともですし大賛成ですが、ちょっともてはやされすぎて進路について女性の方が真剣に考えにくくなってしまっているような気がします。(リケジョ流行ってるからなんとなく理系、みたいな。)
僕のそばには安易に生命系選んで失敗してる女性が何人かいるので、戒めという意味で言わせていただきました。
ただ理系文系問わず新しいことを知るのは楽しいですし、もし生命科学が本当に好きだと熱意を持って思ったら、是非恐れず飛び込んでみてくださいね!
こちらもぜひ
恋愛は受験の邪魔なのか
うちの大学は定期試験がかなり厳しいので、定期試験が終わると大学受験が終わった時並の脱力感に毎回襲われます。
そんな脱力感の中4日目のにーさんです。
そろそろ高校2年生も「受験か・・・」と意識し始める頃ですし、特に恋人や好きな人がいる人は「恋愛どうしよう?別れたり、あきらめた方がいいのかな?」なんて悩むことでしょう。
きっと答えはない、永遠の問いなのでしょうが、僕なりの見解を書きたいと思います。
(なんか受験ブログみたいになってる?)
ボクのハナシ
僕自身の話をすると、えー、高校2年の3月に、年下の彼女とケンカをして、音信不通になりました。
「彼女にかっこ悪いとこ見せたくない、成績のいい、かっこいい先輩でありたい」という思いは結構モチベーションになっていたのでちょっとショックでしたが、受験に専念できるからいいのかな、と前向きに捉えてました。
まあそのまま何か月か過ぎていくんですが、これがなんともよろしくない。
学校内ですれ違ったときに気まずいし、相手も明らかに未練がありそうな感じだし、自分もちょっと気になるし。。。。精神衛生上かなり悪い。
というわけで、半年後に仲直りしてヨリを戻しました。
戻したとはいっても、図書館で昼休みにたまに会う程度で、メールもほとんどしてませんでした。
入試までの期間のメンタルの状況としても、かなり良かったと思います。(まあ時々見かけてドキッとしてしまうのはちょっと邪魔だったかもしれないけど。。。)
でも結果として単なる自分の実力不足で不合格となり、浪人することになりました。
問題はここから。
浪人するにあたって、このまま付き合うかどうか。
お互い好きなんですよ、初々しさはなくても、そりゃあ。
でも自由な時間の多い浪人生は、ついつい会いたくなってしまう。
自分の管理をできるかどうかが、大きな勝負なわけです。
結果として、そのまま付き合うことにしましたが、仕方ないけど、他の選択肢もあったのかな、と思います。
10代という未熟さと、受験という異常な精神状態と
全てが終わって今思うから分かるのですが、受験勉強中って普通じゃありません。
普段じゃ考えられない程ワガママになるし、余裕がなくなるし、ほぼ狂気みたいなものです。
相手を思いやるとか、もはやそんな余裕ないです。
どうなるかわかりますよね。
負のスパイラル
相手に対してわがままになる
↓
ある程度は相手も「受験中だし仕方ない」と分かってくれる
↓
わがままが増す
↓
耐えきれなくなって怒る
↓
余裕がないので、「相手が冷たい」と勝手に思い込み、わがままになる
↓
相手も自分についに冷たくなる
この繰り返し。
どんなに精神的に成熟した受験生だとしても、このループに陥らないことは難しいでしょう。
結論
おススメとしては、辛いでしょうが、一年の間だけ、距離を置いて、別れましょう。
どうしても別れたくない、という場合には、会うのは月1回以下のペースにして控えましょう。連絡も控えましょう。
強く自制心を持って、相手に対しての思いやりと、自分が異常な状態かもしれないということを肝に銘じておきましょう。
僕も本当は信じたい!
「一緒に頑張って、支えあって、二人でそれぞれの大学に合格!二人で頑張ってよかったね!」
ということが実現してほしいと、心から願ってるんです。
ただ、それは10代の受験生にはとてつもなく難しい。
この記事を読んでもなお、付き合ったまま頑張ってやる!と思った方。
頑張ってください。
僕が弱かっただけで、そこまでの覚悟を持ったあなたにならもしかしたらできないこともないのかもしれない。
しかし、確実に茨の道になるでしょう。
皆さんが後悔のない、結果に満足のできる選択を、納得したうえで選んでほしいと思います。
付き合ったまま頑張ってやる!と思った方はぜひ。
方法を必死に模索してみました。